天然ゴムの樹液採取(เก็บยาง ケップ・ヤーン)

タイ

子どもを学校まで慌ただしく送り出した、朝7:30頃、Lさんは家の裏にある天然ゴムの木の屋敷林へ樹液採取に出かけた。持ち物はバケツとゴムへら。ゴム林の中は雑草で鬱蒼としていて足元も悪く蚊も多い。また、ゴムの樹液は服につくとなかなか落ちない汚れとなる。ヒジャブを外し、長袖長ズボンの作業着を着て長靴で歩く。ゴムの木の幹には、1本ごとにひとつ、傷から滴り落ちる樹液を受けるためのカップが設置されている。そのカップの中身を、ゴムへらを使ってひとつひとつバケツに回収してゆく。

約40本分回収するとバケツ8分目くらいまでたまった。そこでいったん前庭に戻り、バケツからタンク(灯油タンクのサイズ)に移す。この行程を約1時間かけて3回繰り返したところで、タンクに2/3ほどの樹液が採取できた。残念ながら、私はそこで場を離れることになってしまった。Lさんが4回目の採取へと、屋敷林に入っていくところを見送った。最終的に何往復したのかわからないが、屋敷林には少なくとも約120本以上のゴムの木が植わっていることになる。(つづく

(2019/9/5の日誌を加筆・修正)

コメント

タイトルとURLをコピーしました